もう絶版モデルだけどホンダXR230について語りたい。
こんちは!あめもすと申します。
当方の愛車XR230は名車XR250の影に隠れてて、それなりにマイナー車だと思っています。
2005年に販売されてから2008年に排ガスに対応するためマイナーチェンジしますが、IFされることなく2009年で販売終了となった、4年間販売されていたバイクです。
今回はそんなバイクについて語らせてください。
目次
Q.そもそもなんでXR230なの?
A.父親のお下がりです。
自分語りで申し訳ないのですが。今から数年前、普通自動二輪免許を取ってすぐに父親から「乗っていいよ」と用意されたバイクなのです。当初はホーネット250やSR400みたいなネイキッドバイクに乗ろうと思っていたのですが(それしか車種を知らなかった)
当時は単車を買うお金もなくXR230に乗っていてそのまま今に至るわけです。
なんやかんかで気づいてみればXR230で北海道を一周して九州も最南端、最西端も訪れたのでバイクで行ける本土の端っこはすべて行ったことになります。
初めはあまり興味がなかったバイクだったのですが、今では手放したくない愛車なのです。
XR230のここが良い
抜群の足つき
XR230はシート高805mmでトレールバイクなのでサスペンションがぐっと沈みこむので両足べったりです。(当方身長170cm)
林道や悪路では2輪2足で進んでいくことができます。
取り回しが楽
車両重量120kgと軽く、ハンドルが左右に大きく切れるので狭い駐車場での取り回しもラクラク。
エンジンが頑丈
空冷SOHCの2バルブエンジンで信頼性のあるエンジンが乗っています。
恥ずかしながら昔、北海道へツーリングへ行った時に、走るのに夢中で家に帰ってくるまで一切オイル交換をしませんでした。(走行距離約4,000km)。昔の自分に文句を言いたいのですが。帰ってオイル交換をしたらオイルが500mlくらいしか排出されなかった…(総オイル容量1.2L)
こんな乗り方は普通はしないと思いますが…今現在約4万キロ走っていてエンジン自体はノートラブルです。
エンジンのパワーは18馬力と控えめですが林道やトコトコツーリングをする分には丁度いいパワーです。エンジン自体はかなり下で粘るエンジンなのでエンストはしづらく、とても扱いやすいエンジンです。
燃費はだいたいリッター30くらいです。またタンク容量が8.7Lなので200km超えたあたりからガソリンの心配をしたほうが良いです。
オイル交換が楽
オイル交換量は1Lなのでオイルを排出後、市販の1L缶をぶっこむだけで終わります。
指定はホンダ純正G1の10w30ですが、ホンダ純正のオイルのG1は燃費向上のためかオイルが柔らかいので最低でも10w40のオイルを入れたほうがよさそうです。
ちなみにオイルフィルターはありません。オイル交換のたびにストレーナーを清掃して終わりです。
XR230のここが悪い
同じホンダのXR250と比べられがち
XR250はホンダの空冷トレールバイクの名車です。パワーは28馬力あります(XR230は18馬力)
しかし高いシート高(875mm)とエンジンがドライサンプ方式のためメンテがちょい面倒です。
シート高が高い=悪路走破性が高いということなので上級者向けなのかもしれません。
XR230はXR250と比べると初心者向けでパワーはありませんが街乗りや旅など気軽に乗れる良さがあります。
ヤマハのセローと比べられがち
空冷のトレールバイクとしてヤマハのベストセラーバイクのセローがあります。
こちらも足つきがよく林道では2輪2足で進んで行く乗り方ができます。
パーツや中古車の数も多いので良いバイクです。
なぜXR230が販売終了になったのか…セロー壁は厚かったのかもしれません。
そんなセローも排ガス規制のため2020年モデルで販売終了。
社外パーツなさすぎ問題
マイナー車種ゆえに社外マフラーなど数種類しか発売されていません。
いろいろカスタムしたい人向きではないです。
高速道路は苦行
単気筒エンジンなので100kmあたりからハンドルのブレがヤバいです。
無理な追い越しはせずに時速80~90kmくらいが快適に巡航できる限界です。
軽さゆえにトラックの横切られるとかなりハンドルが持ってかれます。
まとめ
XR230はマイナー車ですが、オフロード初心者や街乗りや旅バイクとしておすすめです。
現行のホンダのCRF250Lより軽く取り回しも良いので良い中古と巡り合うことができたらご検討ください。
エンジンのスタッドボルトを折ったけど、なんとか修復できた話
こんちは!あめもすと申します。
最近当方の中で林道ブームが来ておりまして。
ブーツ買ったり
ゴーグル買ったり
プロテクター買ったり
タイヤ買ったりしてました。
せっかくなのでXR230のサビサビだらけのエキパイのサビを落として塗装するか〜
と思ったわけですね。
目次
整備中の悲劇
はい!エンジンのスタッドボルトを折ってしまったのですが!!!(5年ぶり2度目)
クレのフリーズルブや55-6を塗布してバイスプライヤーでなんとか取れないか試してみたのですがもう駄目みたいですね。
ガチで林道ツーリングするために
— あめもす (@xr790amemos) April 10, 2020
ブーツ買って
膝プロテクター買って
ブロックタイヤ買って
ゴーグル買って
そして整備中にバイク壊しました
この状態だと、もう当方ではどうしようもないので知り合いの機械屋さんに頼んででスタッドボルトを取ってもらうことにします。
なので、エンジンを降ろしました。(み●カラ工法)
5年ぶり2回目とは?
エンジンとエキパイをつなぐスタッドボルトは2本あるのですが。
片方は以前整備したときにすでに折っていたのでした。
そのときは今回スタッドボルトを取ってもらった機械屋さんに頼んでエンジン側にヘリサート加工を行って事なきを得たので今回もその方法で修復します。
まま失敗してもヤフオクでSL230かFTRの中古エンジンを買って載せ替えるか、ボアアップキット組めばエアロ(ポジティブ)
実際にヘリサート加工をやってみる
しばらくして機械屋さんからエンジンが帰ってきました。
なので…
ドンッ!
アストロで買ってきました。ネジ山修理キット。
中身はこんな感じ
作業後に写真を撮ったので付属のコイルが減ってますが、キットの中に5個コイルが付属します。
どうやらキット付属のドリルとタップ特殊なサイズみたいです。
付属の説明書です。損傷したネジ山にスクリューコイルを入れて新しいネジ山にするわけですね。
ドリルで下穴を掘ります
掘りました。もう後戻りはできない。
それにしてもエンジンが汚い…シリンダー内に切り粉が入らないようにウエスで養生をましょう。
タップを立てる
次に下穴にキット付属のタップでネジ山を切っていきまーす。
タップと手持ちのハンドルをつなげるアダプターがアストロにあったのでこれを使ってみます。
エンジンはアルミ製なので鉄に比べるとサクサク切れますね。
ままこんなもんでエアロ
コイルを挿入してネジ山を修復します
ここにスクリューコイルを挿入して新しいネジ山とします。
グリグリと回して中にコイルを入れていきます。適当なところまで回したらコイルの端っこを折って中身を清掃して作業完了です。
そこらへんにあったM8のボルトがちゃんと入るようになりましたね。やったね!
エンジンを載せます
載せました(み●カラ工法)
エキパイはサビの侵食がひどくサビを落としたあとに耐熱塗料で塗装しました。
どうせ林道行くとボロボロになるのでほどほどに
(このあとめっちゃ排気漏れした…)
今回M8のボルトが入るように加工したので、エキパイ取り付け用のフランジの穴もドリルで拡張しました。加工すればポン付けってヤツかな?(知らんけど)
まとめ
エンジンのボルトを折るとすげー大変だったゾ
錆びたボルトに気をつけよう!それでは!
※くれぐれも作業は自己責任で大事になる前にバイク屋さんに頼もう!
このあと林道に行ってコケました
素人整備 790dukeのオイル交換をやってみた!
こんちは!あめもすと申します!
某大陸のやべーウィルスのせいでなかなかやることがないので、オイル交換の記事でも書こうと思います。
みんカラやブログとかで「今回はオイル交換のみでフィルター交換はしません」や「作業中の写真を撮り忘れました」
みたいな記事見ると「はーつっかえ!」って思いませんか?
なので今回はオイル交換とフィルター交換とストレーナーの交換をします!!!
ちなみにあくまで当記事は参考程度に作業は自己責任でお願いします!
目次
使った道具類について
ディーラーで790duke用のオイルフィルターサービスキットが買えるのでストレーナーも変えるときは買いましょう。
左から自宅にあった長いペンチ、ドレンボルト用の13ミリのソケット、オイルフィルターカバーを開ける用のトルクスのソケット、ラチェットハンドル、TONEのトルク管理するやつです。
オイル排出編
まずオイルが排出しやすいように暖気します。
次にオイルパンを敷いてオイルを排出しましょう。
790dukeはドレンボルトが2つあるので両方外しましょう
下の画像から見て右側のドレンボルトを外すとオイルがドバッー!と出てくるので注意!
オイルの排出が一段落しました。引き続きオイルフィルターを外します。
オイルフィルターカバーはすぐ隣のところにあります。
トルクスのボルトを2つ外せばオイルフィルターがこんにちは!します。しかしこのオイルフィルター、ペンチ等で外そうとしてもなかなかうまくいきません。
なので、ペンチ等の先端に協力な磁石をつけてマグネットパワーで外します。
これを
こうじゃ!
ちょろいぜ!
ディーラーで購入したオイルフィルターサービスキットを開けると中身はこんな感じです。
左からオイルフィルターカバーのOリング、替えのオイルフィルター、新しいストレーナー兼ドレンボルトです。交換した時に気づいたのですが、このドレンボルトの中にマグネットが入っていてエンジン内の鉄扮をキャッチしてくれるみたいです。
新しいオイルフィルターを入れます。KTMと印刷がある方を入れましょう。
オイル漏れを防ぐために新しいOリングにエンジンオイルを塗布しましょう。
面倒なので新しいオイルにさっと通しました。
新しいOリングを装着しました。あーあもうオイルでベチャベチャだよ・・・
オイルフィルターカバーと新しいドレンボルト兼ストレーナーを付けました。
ドレンボルトの方は規定トルクが決まっているのでトルク管理するのでここでは手で閉まるとこまで手で締めます。
オーナーズマニュアルによるとドレンボルトの規定トルクは20NmなのでTONEのハンディトルクでトルク管理します。当方は過去に手トルクでネジをへし折った辛い過去があるのでトルク管理します。
安心は金で買えるぞ!
でもこのTONEのハンディトルクはオイルフィルターカバーの規定トルク6Nmは弱すぎて管理できないので仕方ないので手で締めます。
オイルフィルターのボルト2つとドレンボルトがしっかり締まっていることをちゃんと確認しましょう。
オイル注ぎ編
デン!オイルはモチュールの7100 4T 10w60を入れます。
なぜモチュールかというと790がおもらしをした時にすぐわかる用にオイルが赤く着色されているからなんですね。
790dukeはオイル交換時2.8Lのエンジンオイルが必要なので2.8L用意します。
オイルジョッキに指定量のところでマーキングしておくと捗るぞ!
オイルの注ぎ口はクラッチカバーの上にあります。溢れない用に丁寧丁寧丁寧に注ぎます。
ここでは一気に全部注いでしまわずに少しジョッキに残すくらいにしましょう。
なぜなら古いオイルがすべて排出されてなかった場合に指定のオイル量を一気に注いでしまうとエンジンに対してオイル量が多くなってしまい、またオイルを抜かないといけなくなるからなんですね。
エンジンをかけて暖気してから1分後に点検窓で確認しましょう。
点検窓でレベルを確認するときはバイクが水平になるようにしましょう。リアのメンテナンススタンドがあると便利です。
クラッチカバー下にオイルの点検窓があるのでレベルを確認します。この丸い円の間にレベルがあればオッケーです。今回はちゃんと古いオイルが排出されていたためオイルを2.8L入れたら丁度いい感じでした。最後にオイルフィラーボルトの締め忘れに注意しましょう。
廃油を家庭ゴミとして処理するときはちゃんと廃油BOXを使用しましょう。
まとめ
オイル交換を自分するとバイクにも愛着が湧くのたまには自分でオイル交換してはいかがでしょうか。
初期ロット790dukeで15,000km走ったので素人がインプレします!
こんちは! あめもすと申します。
当方の愛車 KTM 790dukeに乗って15,000kmを超え、愛車感がマシマシになったためインプレを書かせていただきます。
【2020年04月17日 少し追記しました】
目次
インプレ前に自分語りイイっすか?
当方は790dukeに乗る前は父親のお下がりHONDA XR230ってバイクに乗っていました。(今も乗っています)
パワーは18馬力と控えめでしたが、オフ車にしては抜群の足つきの良さと車重の軽さでオンもオフも走って行ける良いバイクでした。
でもオフロードはバイクが汚れるし、あまり行かなかったんですよね(へなちょこ)
なので次はオンロードのバイクが欲しかったわけですね。
購入前に迷った車種
YAMAHA XSR700
まず見た目がクラシカルでカッコいいですね。個人的には兄貴分のXSR900よりXSR700のほうがシートからタンクに向けてラインがすらっとしていて美しいので好きです。
某ヒゲのお店で跨がらせてもらったのですが、シートが角ばっていて同じエンジンのMT-07より足つきがかなり悪かったので見送り。(身長170cmで両足つま先)
690duke r
まずうちさぁ…近所にKTMあんだけど…寄ってかない?
というわけでディーラーに冷やかしに行ったときにあった車両です。個人的に693ccのシングルエンジンがどんなものかが超気になって試乗しました。
感想としては単気筒のくせに下が粘らないし、アクセルをラフに開けるとケツを蹴られたような暴力的な加速をするし、率直な感想としては危ないバイクでした。足つきもツンツンで試乗車で立ちゴケするんじゃないかとハラハラでした。あとエンジンがめちゃんこ暑いです。ヤバいわよ!
でもでも KTMの店長さんも親切な方でディーラーも家から近いしKTMもええなぁ と思ったわけですね。
なんやかんやありまして選ばれたのはKTMでした。
そのあと790dukeの市販車化が決まってKTMのお店に一台入荷した連絡を聞きつけて見に行ったら翌日には契約してたわけですね。
じっさいどんなかんじ?
「楽しいバイク」です。
乾燥車重で169kgと大型バイクにしては、かなり軽いし取り回しもそこまで大変じゃない。
アクセル捻れば大型バイクらしくグングン加速するし楽しいバイクです。
790dukeのここが良い
カッコいい!
好みが分かれると思いますが、昨今のKTMのスズメバチみたいなヘッドライトとしゅっとした車体が個人的にどストライクです。
しゅっとした短めのテールも良い・・・
電子制御しゅごい
ハンドル左側のスイッチで走行モードを変更できるのですが、これが一番驚きました。
といった4種類のモードが用意されており。モードを切り替えれば性格の違うバイクに乗ったような感じになります。これはお得では?
マフラーの音が良い
マフラーの音なんて個人の好みなんですが。
790dukeはクランク角が75°とフラッグシップ機である1290super duke rと同じVツイン的なドコドコ感のある乾いた音がとても良いです。
ノーマルでもそれなりに排気音は大きいです。外車感あるな!
ちなみに、当方が調べた限りJMCA認証の社外マフラーは見当たりませんでした…
790dukeのここが悪い
オイルのおもらしが多い
新設計のエンジンなので仕方ないとは思いますがエンジンからのオイル漏れが多いです。納車されて1年半経ちますが。
シリンダーヘッド3回
オイルパン1回
ドライブスプロケットのシール1回
タイトルに書いてある通り初期ロットの790dukeはよくオイルが漏れます。
KTMは新車保証が2年つくのでディーラーに持っていればオイル漏れはタダで修理してもらえるのでちゃんとディーラーで買おうね。
ほかに初期ロットの790dukeでよく聞くトラブルにクーラントが漏れるトラブルをよく聞きますが当方は漏れたことがないのでよくわかりません(すっとぼけ)
推奨オイル交換距離が短い
790dukeは799ccにしては小さいエンジンを積んでいるので推奨オイル交換サイクルが2000km毎と日本車と比べると短めです。
そしてメーカー推奨オイルはモトレックスのPOWER SYNTの10w50なのですが、それなりに高いです。
当方はディーラーからKTMの大型バイクは夏場だと熱ダレする恐れがあると聞いたので指定の10w50ではなく10w60の硬めのオイルを入れています。
慣らし運転は面倒
当方は初めての新車なので初体験なのですが、走行距離が1000kmまで6,500rpm縛りプレイです。当方のレベルだと6,500rpm以上まで回すことはほぼないです。
でも気を抜いてアクセルをラフに操作したときは一瞬で6,500rpm以上まで吹け上がるのでそれなりに気をつかいました。(小学生並みの乾燥)
好きで慣らし運転はするものではない。
積載はキツイかも
790dukeはアップマフラーで汎用のサイドバックは焼けてしまう恐れがあるため積載はリアシートだけになります。タンクバッグも考えたのですがタンクの形状が給油口に向かって凸状になっているため難しそうです。
上記はエンデュリスタンのトルネードドラムバックのLサイズですがこれ以上大きいサイズだとバックが垂れたときにマフラーに当たりそうです・・・
気になったことをつらつらと
まとめ
KTMはいいぞ!
でも買うときはちゃんとディーラーで新車を買おうね!